#13 関係節





今回は,単語を文で説明する方法を紹介します。
例えば,今までの知識では「 赤い 」は訳せても,
 私が買った 」  「 そこを走っている 」は,まだ訳せません。
このような表現について見ていきます。

今回は最終回で,内容が難しめです。
分からなければ日を改めて読み,ゆっくりと進めていきましょう!


  私が買った  」というフレーズはどう作るのでしょう?
まずは復習がてら「  私がった。」という文を作ってください。

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Miko私が konったnunase買う kas polika .

(  私が本を買った。)


そして,説明したい語「 polika 」の前の 前置詞 に注目します。
その 前置詞 の「 -s 」を取り除いて「 -ksi 」を付けます。
この場合は「 -kas 」なので「 -kaksi 」になりますね。

[ miko私が konったnunase買う kaksi ] polika
  私が買った本  )

このように「 説明する 」ことを文法用語では「 修飾する 」と言います。
また,灰色の角括弧 で括られた語句のことを 関係節 と呼び,
この「 kaksi 」のように,修飾のマークとなる語のことを 関係詞 と呼びます。


主語修飾される語 になる場合には,その 主語関係節 の後に移動させるだけです。
その場合,「 -ksi 」は関係節内の 動詞 の語尾に直接付け加えます。
この説明では難しいと思うので,実際に例を見てみましょう。

Piko人が tutいるtakate歩いて .
  人が歩いている。)

piko 」を 修飾 説明 )したいのですが,
先程とは違い,「 piko 」の直前に 前置詞 はありません。

この場合には「 piko 」を, 動詞「 tuttakate歩いている 」の後に移動させます。

tutいるtakate歩いて piko人が

次に,関係節「 歩いている 」の動詞「 takate歩く 」に直接「 -ksi 」を加えます。

tutいるtakate歩いてksi piko人が

そして,もう「  」は主語である必要はないので,
語尾の「 -o 」を「 -a 」に戻しましょう。

tutいるtakate歩いてksi pika
  歩いている人  )

これで完成です。
文の中に入れてみましょう。

Tutいるtakate歩いてksi piko kateis mikoksi私の katala友達 .
(  歩いているその人は私の友達です。)


さて,「 私が店で買った 」は,どう言うのでしょう?
まずは,もちろん「  私が店で本を買った。」という文を作ります。

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Miko私が konったnunase買う kas polika pas kala .

(  私が店で本を買った。)


先ほど学んだ方法で無理やり作ると,このようになるでしょう。

[ miko私が konったnunase買う pas kala kaksi ] polika
(  私が店で買った本  )

ただ,実際にこの形は使われず,以下のどちらかの方法を使うことになります。

1. 前置詞句 を先頭に置き,最後に「 -j 」を付ける。
 例: [ pas kalaj ] miko konnunase kaksi polika 
2.  pasta 」を使う。
 例: polika pasta miko konnunase kas asapa pas kala  )

1 は文章語で使い,口語ではあまり使いません。
ここからは 2 の作り方,「 pasta 」を使った方法を解説します。


文を作り,修飾したい語「 polika 」を先頭に コピー します。
そしてその直後に「 pasta 」を置きます。

Miko私が konったnunase買う kas polika pas kala .

polika pasta miko私が konったnunase買う kas polika pas kala

 polika 」が 2 つになってくどいので,
2 つ目の「 polika 」を「 asapaそれ 」に変えます。

polika pasta miko私が konったnunase買う kas asapaそれ pas kala
  私が店で買った本  )

イメージとしてはちょうど,
「  本 - どんなかというと 私が店でそれを買ったの  」という感じです。


前の方法より,こちらの方法の方が簡単ですよね。
困ったときには,この「 pasta 」を使っても構いませんが,
前の方法で足りるものまで「 pasta 」で修飾してしまうと不自然なので,
可能な限り関係詞「 -ksi 」を使うようにしましょう。


最後に確認がてら,関係詞 の項目で挙げた文を「 pasta 」を使って表現してみましょう。
もっとも,前述の通り推奨できるものではありませんが,ほんの練習がてら。

polika pasta

  私が買った本  )
※  ヒント:「  本 - どんなかというと 私がそれを買ったの  」


pika pasta

(  歩いている人  )
※  ヒント:「  人 - どんなかというと それが歩いてるの  」


pasta 」の後に「 asapoそれが 」がある場合には,
 asapoそれが 」を省略することができます。

pika pasta asapoそれが tutいるtakate歩いて

pika pasta tutいるtakate歩いて


それでは,本教科書最後 の練習問題を解いてみましょう。
その前に単語を補充しておきます。

日本語莉語
▶️ pusala
▶️ papa
▶️ mama
▶️ takata
見る▶️ mate
歩く▶️ takate
美味しい▶️ navoli
長い▶️ kipali


忘れてしまった単語は 辞書 で調べましょう。

私の父が買った車は赤いです。
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 pasta 」も使えますが,説明口調になります。

Pusala pasta mikoksi私の papo父が konったnunase買う kas asapaそれ,
usapoこれ kateis pinasi赤い .

母の作る料理は美味しいです。
.


こちらも「 pasta 」を使えますが,説明口調になります。

Takupa料理 pasta mamo母が pakale作る kas asapaそれ, usapoこれ kateis navoli美味しい .

私が歩いた道は長かった。
.


こちらも「 pasta 」を使えますが,説明口調になります。

Takata pasta miko私が kotったtakate歩く pas〜で asapaそれ,
usapoこれ kokったkateis kipali長い .

彼は,学校でフランス語を教えている先生です。
.


私が新しい店で買ったこの車を見てください。
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おめでとうございます!
これで入門書はクリアです。
辞書 さえあれば,あなたは何でも莉語で表現できるようになりました!